帯状疱疹ワクチン接種費用の一部助成について
帯状疱疹は、水ぼうそうと同じウイルスで起こる皮膚の病気で、ウイルスに対する免疫は年齢とともに弱まり、80歳までに約3人に1人が発症するといわれています。ワクチン接種により免疫を強化・発症予防が期待されます。
竹富町では、令和5年12月より新たに高齢者の健康の保持・増進ならびに経済的負担の軽減を図ることを目的に帯状疱疹ワクチン接種費用の一部を助成しています。
助成対象者
接種日時点で竹富町に住民票登録がある50歳以上の方
助成を受けることができるのは生涯で一度のみとなります
助成対象ワクチン等
ワクチンの種類 |
助成額及び上限回数 |
生ワクチン「ビケン」乾燥弱毒性水痘ワクチン |
1回 4,000円 |
不活化ワクチン「シングリックス」乾燥組換え帯状疱疹ワクチン |
2回 20,000円(10,000円/回) |
接種回数
水痘生ワクチン 1回接種
不活化ワクチン 2回接種
助成の流れ
- 1.かかりつけ医とよく相談して接種するワクチンを決めます。
- 2.健康づくり課に予防接種予診票のお申込みをします。
- 3.予診票を健康づくり課窓口で受け取るまたは、郵送で受け取ります。
- 4.実施医療機化へ連絡し、接種を予約します。
- 5.予診票、健康保険証を持って、実施医療機関に行き、接種します。
- 6.実施医療機関設定の接種費用から助成額を引いた額を、実施医療機関の窓口で支払います。
接種にあたり、ご注意いただきたいポイント
助成回数、助成対象等について
上限回数を超えて接種した分の助成はできません。また、不活化ワクチン「シングリックス」は、1回目の接種から6か月を超過した2回目の接種は助成の対象にならないのでご注意ください。
また、下記の場合は助成を受けることができず、全額自己負担となります。接種後の償還払いもありませんので、ご注意ください。
1.令和5年12月1日以前に接種した。
2.町発行の「帯状疱疹ワクチン接種予診票」を使用せずに接種した。
3.竹富町外の医療機関で接種した。
各実施医療機関の予防接種費用について
予防接種費用および取り扱われるワクチンは実施医療機関ごとに異なります。予防接種費用については実施医療機関でご確認ください。
医療費副作用被害救済制度について
本事業は予防接種法に基づかない任意の予防接種に対する助成制度になります。万が一、予防接種を受けたことによる健康被害が起きた場合、予防接種法ではなく、独立法人医薬品医療機器総合機構法に基づく補償となります。
帯状疱疹ワクチンについて
帯状疱疹ワクチンは、帯状疱疹の発症、重症化を予防するためのワクチンです。
種類 |
水痘生ワクチン「ビゲン」 |
不活化ワクチン「シングリックス」 |
接種回数 |
1回 |
2回 |
費用 |
8千円程度/回※医療機関により異なる |
2万円程度/回※医療機関により異なる |
発症予防効果 |
約5年間 60歳以上で51.3% |
約10年間 70歳以上で89.8% |
注意点 |
先天性および後天性免疫不全の状態の人は接種不可。
例)白血病、リンパ腫、骨髄やリンパ系に影響を与えるその他の疾患等。
薬剤等による治療を受けており、明らかに免疫抑制状態の人および妊娠中の人は接種不可。 |
2回の接種が必要であり、標準的な接種時期は1回目の接種から2か月の間隔をおいて2回目を接種する。2か月を超えた場合は、1回目の接種から6か月以内に接種してください。
例)1回目の接種が11月10日の場合、2回目の接種は1月10日から可能。 |
主な副反応 |
接種部位の痛み、発赤、腫れ、倦怠感 |
全身症状(倦怠感、筋肉痛、発熱、頭痛等)
接種部位の痛み、発赤、腫れ |
参考:ワクチン添付文書、各医薬品メーカー発行のパンフレット