新城島

サンゴ礁に囲まれた人魚伝説の島

新城島
黒島の西約4kmに位置する新城(あらぐすく)は、上地(かみぢ)、下地(しもぢ)の2つの島からなり、「パナリ」と呼ばれている2つの島の間は干潮時には、徒歩で渡ることができる。上地島は集落があるが、下地島は集落がなく牧場が広がっている。

昔は両島で人口700人を数えたときもあり、赤土に貝を混ぜてつくるゴツゴツした風合いのパナリ焼を生産していた。かつて島の周辺にはジュゴン(島ではザヌと呼ばれる)が棲息していて、「人魚の肉」を首里王府に献納するように命じられていた歴史があり、現在もジュゴンを祀る御嶽がある。今でも周辺の海は透明度高く、他の島では見られない美しさがある。
新城島
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