ムシャーマ

最終更新日:2018年07月20日

ムシャーマは、先祖を供養し、豊年と島民の安全を祈る島最大の行事。

3組(東組:北部落と南部落、前組:前部落、西組:名石部落と富嘉部落)の仮装行列から始まる。

仮装行列の先頭はブーパタ(大旗)。旗に記された文字は、その組を象徴する。次に、ミルクヌナーリ、ミルク、ミルクンタマー、ミルクヌジィーがつづく。
ミルクヌナーリとは、竹や柳の枝にヤラブ(テリハボク)の実や色とりどりの色紙などを丸めて作った五穀の実りをつけたもので、「五穀豊穣」を象徴する。
ミルク(弥勒)は、仏教思想の「弥勒菩薩」から来たものと言われるが、その伝来については不明で、波照間島では、ミルクは「五穀豊穣と幸福」をもたらす神仏の象徴だと考えられている。
ミルクの後ろには、ミルクンタマーがつづく。ミルクンタマーとは弥勒の子どもたちという意味。ミルクは扇を左右に動かしながら後ろにつづくミルクンタマーを見守るように振り返りながらゆっくり進む。

ミルクンタマーの後ろには、ミルクヌジィーと呼ばれる「弥勒節」の地歌、笛、三線がつづく。この唄は、9番まであり島の繁栄を願う内容の唄。
独特の節回しと、おばぁ達が歌う
  • 航海安全と人生航路の安全を祈りながら踊る「嘉利吉節(かりゆしぶし)」
  • 軽快な曲調に合わせて農耕の様子を踊る「豆どうま節(まみどうまぶし)」
  • 稲穂から精米にして俵にするまでの行程を踊る「稲摺節(いにすりぶし)」
行列の演目は、豊年祈願・祖先供養の意味を持つものであるが、時代の世相を反映して幾多の変遷があったと言われている。

休憩をはさんで午後からは、会場に特設された舞台で、各組による狂言や舞踊など多彩な芸能が奉納され、各組の獅子舞で終わります。朝と同様に行列を組み、演技しながら各地区へと戻ります。

*注意事項*
  1. 食堂および共同売店は全て閉まっている。食事は会場前の公園で出店が2件あり、タコヤキ・ギョウザ・チヂミ・フランクフルトなど販売。生ビールや泡盛の販売もある(瓶での販売はありません)波照間港のそばやさん「海畑」は営業している。
  2. レンタサイクルはお休み。事前予約が出来るかはお問い合せする。
  3. 晴れてるととても暑いので対策を!!

イベントデータ

開催期間 2018-08-24
開催時間 9:00~ ※雨天決行
開催場所 はてるまふれあいセンター前 八重山郡竹富町波照間62
お問い合わせ先 竹富町観光協会 0980-82-5445

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